7人制サッカーの競技規約

7人制サッカーのルール


規定1−競技用コート

競技用コートは以下の寸法による長方形である:

         * 長さ:                 50〜70m

         * 幅 :                 40〜55m 

         * ゴールの寸法 :          2.10m×6m

         * ペナルティーエリア :            11m

         * ペナルティー :                9m

実際には、11人制サッカーコートを二等分したコートを使用する。あらかじめ、可能ならば、両コートの
間にスペース(フリーゾーン)を設ける。


規定2−使用ボール

11人制サッカーで使用されているものと同じボールを用いる。


規定3−プレーヤー人数

試合は両チーム7人ずつ(キーパー一人を含む)によっておこなわれる。交代要員は3人。選手交代は何回
でも可能で試合中いつでも交代できる。退場する選手は、交代選手とゴールライン上で入れ替わる。

試合をおこなうのに最低限必要なプレーヤー人数は5人。4人以下になると出場取り消しとなる。

各チーム一人ずつキャプテンを指名し、その選手はキャプテンマークをつけて区別される。


規定4−プレーヤーの装備用具

チームの全ての選手はキーパーを除いて同じユニホームを着用する。キーパーは、対戦する両チ−ムの
フィールドプレーヤーが着用するユニホームと見分けられる色のユニホームを着用する。

時計やネックレスなどの危険物を身につけることは禁止。

レガースの装用はケガの予防のために強く勧められる。


規定5−メディアラー

ゲームはメディアラーの立ち会いのもと、自主判定によっておこなわれる。


自主判定

すべての選手が審判である。
反則を犯した選手はプレーをやめて合図をする。
実際では、しばしば、反則を受けた選手か、そのチームメイトでもっとも近くにいた選手が合図する。
反則の同意の下にゲームを中断する。
一つの権限に準拠した選手に責任が与えられ、その選手自身が判定を下す。
理論上は不可能に見えるが、実践の中ではうまく機能する。


自主判定が実践で機能する理由

スポーツの背景

7人制サッカーは、主としてプレーすることを楽しみたいと願う人々が集まっておこなわれるスポーツであり、たとえ彼ら
が試合に勝ちたいと望んでも、まずは楽しむことが前提となっている。


競技ルール

これらのルールは攻撃を有利にするものであり、つまりはゴール数を増やすことにつながる。それは口論を減少させ、
得点差が1点の時よりも3点の時の方が不正行為も少なくなる。


全国大会

(フランス)の場合

1試合のゲーム時間が短くなるに従って、より勝っているチームは不正行為や時間稼ぎをしようとする。
ノーレフェリーの7人制サッカーでは、このような事態に対処するために1999以来全国大会組織委員会が
メディアラーの設置をするようになった。


メディアラー

メディアラーの主な役割

それは観察者であり、ある行為に対して両チームの間で同意が得られず、要請があった場合にかぎり介入しなけれ
ばならない。

一般的に、メディアラーは一つのチーム(両チーム)、または幾人かのプレーヤーがルールをまったく無視すること、
反則の増加で不誠実な態度を見せることの可能性を自覚しなければならない。メディアラーは、要請を受けるという
条件において、このような行為を注意する役割を担う。

試合開始から終了まで、メディアラーがまったく試合に介入しないことが十分にあり得る。


メディアラーの実践上の役割

メディアラーの介入は片方のチームまたは両方のチームの要請があったときだけである。


メディアラーの位置

メディアラーはコートのそば中央付近にポジションをとる。もし二つのコートの間にスペースがあるならば
そこにいることができる。メディアラーを除いて、誰もそのスペースに入ることはできない。


試合前


試合中


試合後


仲裁の流れ


PK戦

両チームをどちらかに決めるために

PK戦が必要な場合(ルールの特殊な事態の項を参照)、メディアラーはよりよい運営のためにそれを
おこなわせる。


特殊な事態

とりわけ一時的な退場になる反則や不誠実な行為のために、特にタックルの場合には、メディアラーは
両チームの動きをただ観察する。もし仲裁が求められ一時的な退場に至るなら、メディアラーは一時的な
退場の展開を監督する(その選手の背番号を記載し、3分間を計る)。
同様のことを退場の際にもおこなう(決定的な退場、選手は交代できない)。
注意:一試合の最中の同じ選手の二回目の一時的な退場は決定的な退場になる。

タックルの禁止は暴力的な行為に対してなされた場合であることと明確にしなければならない。
しかしながら以下の場合を考慮しなければならない:


規定6

線審はつかない。


規定7−試合時間

試合時間は15分ハーフで、ハーフタイムは5分間をとる。
メディアラーが試合を中断しなければならなかった場合を除いて、試合は中断なく進行される
(ボールが遠くに飛んでいった場合には別のものを使うことができる)。


規定8−キックオフ

両チームのキャプテンがキックオフの際にボールをとるか陣地を選ぶかを決める(コイントス可)。

選手はそれぞれの陣地の中にいる。キックオフをおこなわないチームはボールから6メートル以上離れる。
コート中央に置かれたボールは後方に出すことも可能である
(というのはハーフウェイラインが存在しないからである)。

キックオフでの直接ゴールが可能。


規定9−インプレー・アウトオブプレー

ボールがコートの枠内から完全に出るまでプレーは続行される。

ラインもコートの一部であることを強調しなければならない。結果として、ゴールラインやサイドライン上に
ボールがある場合もゲームは進行する。


規定10−得点

得点は、ボールがゴールライン(ゴールポストとゴールバーの間)を完全に超えたときに有効となる。


規定11

7人制サッカーにおいてオフサイドは存在しない。


規定12−反則と不正行為

キーパーへのバックパス可能

(オフサイドは存在せず、ゴールは簡単になる)。

キーパーはペナルティーエリアの中ならどこでも手でボールを扱うことができる。

A−直接フリーキックになる反則

B−直接フリーキックまたはペナルティーキックになる反則

C−直接フリーキックと一時的な退場になる反則


一時的な退場

目的: 暫定的に、また一定時間普通の状態にない選手に制裁を加える付加的な手段を与える。

課程: 一時的な退場を決めた両チームまたはメディアラーが、その選手に口で合図する。

一時的な退場の時間は3分間。

試合中に一度制裁された選手が、その試合中にもう一度制裁された場合、その選手は決定的な退場になる。

D−直接フリーキックと決定的な退場になる反則

注意:すべての反則は、その反則のあったのがゲーム進行中であったときにだけフリーキックに移される。


規定13−フリーキック

7人制サッカーでは、すべてのフリーキックが直接であり、フリーキックからの直接ゴールが認められる。
相手チームの選手はボールから6メートル以上離れなければならない。

注意: ペナルティーエリア内で直接フリーキックを蹴ることがある。規定12−Aのように、例えばペナル
ティーエリア内で足を高く上げる反則はペナルティーキックにはならない。しかしながらゴールエリアが存在
しないので、ゴールラインに近い位置での反則では、フリーキックはゴールラインから6メートル離れた位置
からおこなわれる。


規定14−ペナルティーキック

ペナルティーキックはペナルティーエリアの中で反則が犯されたときにおこなわれる(規定12−B)。

ペナルティーキックはゴールから9メートル離れた地点でおこなわれる。

キーパーはボールが蹴られるまでゴールライン上にいなければならない。

他の選手はペナルティーエリアの外にいなければならない。


規定15−サイドラインからのインプレー

サイドラインからのインプレーはキックインとなる。ボールは、それが出たライン上またはその近くに置かれる。相手選手はボールから6メートル以上離れなければならない。

キックインからの直接ゴールは認められない。その場合はゴールキックから試合が再開される。


規定16−ゴールキック

攻撃側の選手が最後にさわってボールがゴールライン(ゴールの外)から出た場合、ゴールキックとなる。

ゴールキックの際、相手チームの選手はペナルティーエリアの外にいなければならない。

ゴールキックをおこなう側のチームの選手は、ペナルティーエリア内のどこにボールをおいてゴールキックを
おこなってもよい。

キーパーは手でボールを投げることもできる。

すべての場合において、ゲーム再開のためにボールがペナルティーエリアの外に出る必要はない。

ゴールキックからの直接ゴールは認められない(もう一度ゴールキックがおこなわれる)。


規定17−コーナーキック

守備側の選手が最後にさわってボールがゴールライン(ゴールの外)から出たとき、試合はコーナーキックに
よって再開される。相手チームの選手はボールが置かれた位置から6メートル以上離れなければならない。


 

大会規則

特別事項

第1条

: 予選リーグは順位を決めるものである。

     予選リーグで引き分けの場合はPK戦となる。


PK戦

最初は3人ずつのキッカーでおこなわれる。それでも決着がつかない場合は、各チーム一人ずつPKをおこない、差が
ついた時点で終了となる。

登録されたすべての選手がPK戦に参加できる。たとえ彼らが試合終了時点でコート内にいなかったとしても参加できる。


順位は以下のルールに従って決定される:

* 勝ち                 4ポイント

* PK勝ち               3ポイント

* PK負け               2ポイント

* 負け                 1ポイント

* 棄権                 0ポイント

* 反則負け              0ポイント

勝ち点が同数の場合、以下の通りに順位が決定される:


第2条

: 予選リーグ終了後のトーナメントでも、引き分けの場合にはPK戦となる(上記のPK戦のルールに従う)。


第3条

: 試合開始時刻の許容事項

キックオフの公式時刻後、最大5分までキックオフを引き延ばすことが許される。あらゆる場合において、次の試合の開始
を遅らせることはできない。
許容時間を超えた場合、反則を犯したチームは棄権とみなされる。

第4条

:以下の場合において、そのチームは棄権となる:

第5条

:棄権の場合、スコアは:勝利チームに5点を加える。棄権したチームは0点。


第6条

:大会中2度の棄権をしたチームは、大会の参加資格を失う。


第7条

:大会形式や内容に対する異議申し立ては、競技委員会によって裁定される。それをおこなったものの招集は義務である。


第8条

:7人制サッカーの理念を理由にした制裁は希である。そのような決定がなされなければならない場合、運営委員会が決定
を下す。特に、運営委員会が処罰するのは:

第9条

:決勝戦の試合時間は20分ハーフである。


第10条

:決勝戦で引き分けの場合、PK戦となる(第1条のルールに従う)。


第11条

:メディアラーを除いて、だれもフリーゾーンに入ってはいけない。

     交代選手とチームの代表者(監督)を除いて、だれもコートの近くにいてはいけない。

第12条

:各チーム14人まで全国大会への参加が可能。そのうち10人まで各試合に出場することができる
(7人制サッカーのルール−規定3)。


第13条

:大会参加チームの中でフェアプレーの順位を決める。それはメディアラーによる採点に基づく。


第14条

:現在のルールの中で明確にされていないすべての事態は、その大会が開催された日に出席している委員会の管轄となる。